星空日和にいろいろチャレンジ(1)
今年は梅雨前からずっと天候が不順で、春先にほとんど星が見えない日が続きました。それが梅雨明けとともに、一気に真夏の星空が連日楽しめるようになりました。私自身は夏の暑さは苦手なのですが、これほど待ちわびた夏はありません。
梅雨の「晴れたらあれを試して、これを試して」と思っていたことを実践してみたので、その成果をお見せします。
まずは、はくちょう座のアルビレオ。
最近のプラネタリウムでは夏の大三角の解説には欠かせない写真ですが、ずいぶん昔に撮ったスマホでのコリメート撮影したものを使っていました。そのため手ブレなどであまり大きくお見せできなかったのですが、このほどカメラを直接望遠鏡に取り付けることができるようになったため、再チャレンジしたものです。

15㎝反射望遠鏡(F:750mm)に2倍エクステンダーを付けたので1500mmで撮影しました。赤道儀をモータードライブで追尾させていますが、さすがに長時間露光では色も飛んでしまうし「粗」も見えてしまうので、1/4で撮影しました。
すると周りの暗い星は全部見えなくなってしまって、結局これまでの写真とあまり変わらないような(笑)でも、自動追尾も望遠鏡直焦点撮影も、どちらも高校天文部以来の初チャレンジなので、とても思い入れ深い写真が出来上がりました。
DATA
2024年7月28日 高松市国分寺町(自宅ベランダにて)Vixen 15cm反射+2X Extender(合成焦点距離1500mm/f10.0)
Fujifilm X-T20(ISO1600・1/4sec・単写真)