高校生にプラネタリウム!(釈迦に説法?)

昨日(8/20)は、天体望遠鏡博物館で「望遠鏡工作教室」があり、そこに西讃の某有名公立高校の自然科学部が一泊合宿に参加するということで、イレギュラーながらプラネタリウム上映をしてきました。
一通り博物館を見学した後の午後4時から、約30分の上映で「今夜(夏)の星座」解説~土星の輪の消失現象・8/13ペルセウス流星群の解説は、高校生には「釈迦に説法」かな?と緊張しました。
ただ彼らは「天文部」ではなく「自然科学部」であり、がっつり星ばかりの子供たちではない・・・ということで、少しリラックスして上映ができました。
夕方からは一般の親子を対象にした望遠鏡工作教室で、口径3cmくらいの小さな望遠鏡を組み立てて実際の観測会です。ちょうど前日に四国も梅雨明けし、朝方は少しぐずついた空模様が残っていましたが、そのころから雲が切れてきて星は見えそうです。
望遠鏡博物館には、どんな天気でも・何時間見ていても動かない「土星」があるのでまずはそれを見てみます(写真奥の山に輝いていますね?w)素通しの筒の小さなファインダーではなかなか見つけられなくて四苦八苦していましたが、順次「見つけた!」とか「わからない~」とか声が上がります。
そうこうしているうちに一番星、二番星が出てきました。プラネタリウムではアークトゥルスを「一番星」としていたのでその方向を見ていたら、横の子供が「あ、星が見えてきた!」というのでみてみると、「ベガ」でした。ちょっと悔しい(爆)
やがて日が暮れて、今回は僕も博物館スタッフとして「夏の大三角」「北斗七星~ミザール」「アルビレオ」「コルカロリ」などを説明しましたが、さすがに初めての手作り望遠鏡では「倍率」「視野」のカンがないのでなかなか導入は難しかったですね。でも博物館の大型望遠鏡でアルビレオを見たり、参加者の皆さんも楽しく過ごしていたようです。
ところで高校生たちは・・・というと、10人ほどの男女生徒(どうも1~2年生らしい)で、星や自然が好きな子たちらしくとても素直でいい子たちでした。プラネタリウムもずいぶん楽しんでもらえたようで、実際の空で「北斗七星」や「夏の大三角」を教えてあげると「きれい~」と声を上げて喜びます。
うん、僕も解説してあげてよかったな・・・と嬉しくなりました。
これからもこんな「有意義な」プラネタリウムをお届けしてゆきたいですね!