星空日和にいろいろチャレンジ(3)

高校天文部時代は、遠くの学校に通っていたこともあり、夜間観測も機材がないからままならず、特に「星雲」など自分の目で見ることはほとんどありませんでした。
天文部の合宿で一度だけ晴れた夜、M57を、詳しい友達に導入してもらってみたくらいです。
なので、こんな「星屋さん」をやりながら、そうした天体を自分で見たことがないというのは大きな「引け目」でした。
だからこそ、自分の目で「星雲」を見てみたいというのは悲願でしたが、どうすれば望遠鏡の狭い視野の中にとらえられるのでしょうか。
望遠鏡の取扱説明書には「目盛環」の使い方も書いていますが、極軸もしっかり合わせてのこと。これがまず第一歩として難しい。特に今の自宅では北の空が見えないので極軸望遠鏡も使えません。
また、この梅雨明けまで雨・曇りばかりで調べたことの実践ができないので本当にイライラしたものです。
そんな中で、手持ちの機材を組み合わせると望遠鏡にカメラが取り付けられることが分かりました。また、望遠鏡博物館のベテランさんとお話していると「赤緯さえ合わせてやれば、あとは赤経を回しているだけで自然に視野に入ってくるよ・・・」ということで、ようやく最近の星空日和でそれを試すことができました。
途中いくつかの試行錯誤はありましたが、三晩ほどのチャレンジでついにM27・亜鈴星雲(こぎつね座)を捕まえました!
最近の機材の進歩は目覚ましく、それこそ機材を置いてスイッチを入れたら勝手にアライメントを調整して、座標データからぴったり目標物を視野の中心に入れてくれるようになりました。5分も放っておけば自動で写真をスタックして「図鑑」並みの絵を見せてくれます。
でもそういうのは、まずこうした試行錯誤~成功の喜びを知らないとすぐに飽きてしまうのではないでしょうか。


