取材は面白い!
僕は、30年余り地元のラジオ局で制作をしてきました。(もちろん今もフリーとして仕事していますが・・・)
正直なところおしゃべりは得意な方ではないのであまり上等なパーソナリティであったという自覚はありませんし、面識のない人にアポイントを取り付けるのは相変わらず憂鬱なことで、番組の編集だけしていればどれだけ楽しいか・・・と思っていました。とは言いながら、その憂鬱を振り切って「取材」にでかけると、それはそれで楽しいものです。
エストレヤではできるだけ、そんなラジオのエッセンスを取り込んでいますが、今日は5月6日(月・休)の上映会のスクリプトのために「取材」をいくつか敢行しました。
今回は、高松国分寺ホールでの上映ということで「国分寺隕石」のことはぜひ話したいと考えていました。一方で、これまで何度か行ってきた望遠鏡博物館関連のボランティア上映を通して「子ども相手にはスライド(動き)が欠かせない」と痛感していました。というわけで、国分寺隕石の写真資料などを集めに出かけたわけです。
今回は、隕石の「第一落下地点」である建設会社・福井組さんへ・・・これがR&P(エストレヤ)としての初めての「取材先」でした。やはり初めての相手には気が重いのですが、意を決してオフィスに入り「すみませ~ん」と声を掛けると女性スタッフ(実は社長の奥様でした!)が奥から出てきて対応をしてくれました。「かくかくしかじかで・・・」と事情を話すと気軽に聞いてくれて、あれこれと隕石のレプリカや当時の新聞記事・写真などの資料を出してきてくれました。
日本中で話題になった隕石なのでメディアの取材や学校からの訪問は慣れていらっしゃるようです。30分ほど当時のお話を聞いて、図書館の資料だけではわからないことをいろいろ聞くことができました。もちろん笑い話だけど「ここだけのお話ね💛」なんてものもいろいろあったりする訳ですがw
途中、当時から福井組さんにいるおじいちゃんも加わって「隕石饅頭」の思い出なんか聞いたけど、店の場所を聴くとしきりに「駅の方・・・駅の方・・・」というからてっきり高松駅かと思っていたら実は「端岡駅」だった・・・とかローカル感満点で朝からほっこりとした気分にさせていただきました。
そんなお話をふんだんにちりばめた、ちょっと「力作」になりそうです。どうぞお楽しみに!上映時間など、詳しくはこのひとつ前の投稿をご覧ください。
(写真は国分寺中学校にある、香川の彫刻家・岡田憲一さん制作のモニュメントです)
